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流通業界とは?

流通業界で今起こっていること

流通業界では、店舗を多くすることで売り上げをあげてきたコンビニ業界が注目を集めています。
特に煎れたてコーヒーを打ち出したコンビニでは、明らかに売り上げが向上しています。
コンビニ店に朝入ると、煎れたてコーヒーを入れる順番を待っている人の列ができているほどです。
安く本格的なコーヒーをサッと購入して好きな時に飲むことができる、こうした工夫されたサービスによって売り上げを向上させているのです。

他のコンビニにおいても、イートインコーナーを設ける等しているコンビニが多くなり、購入した食品類を車や他のところで食べることなく、温めたばかりの食品類をその場で食べることのできるサービスが当たっています。

女性やシニア層が購入する惣菜、野菜などの商品も、リサーチの結果、登場したヒット商品で、以前はコンビニで購入する事のなかった食パンが、おいしいという評判になり、コンビニのヒット商品になったことも記憶に新しい現象です。

百貨店はどうなのか

低迷が続き撤退だらけだった百貨店でも明るい兆しが見えてきています。
実は近年、微増ですが売り上げが連続のプラスとなっているのです。
宝飾品、時計等が好調で衣料品は落ち込み、消費税増税前に起った駆け込み需要によって一転、落ち込んだ売り上げも「外国人観光客の爆買い」のおかげで微増となっているのです。

スーパーはどうなのかというと、売上増となっているものの、衣料品、家具などを扱う大きな総合スーパーでは、全体で売上減少となっています。
衣料品などについては、専門店が地方にも登場し、スーパーで購入するよりも機能性豊かでしっかりしたものが多いという事から、専門店で購入される人が多くなり、売り上げの落ち込みを食料品でカバーする事が出来なかったと考えられています。

中国人の爆買いについては、この先、中国の経済状態によって次第に減っていくと考えられていますが、他の地域からの観光客の流入などもあり、売り上げが継続する事も考えられます。

戦後、流通業界を牽引してきたといわれる大手総合スーパーが別のスーパーの完全子会社になるなど、昔では考えられなかったことが起きています。
昔からなじんだ大手スーパーの名前が町から消えるという事を想像できた人は少ないでしょう。
流通業界においては、こうしたことが今、多数起きているのです。

工夫によって生き残っているところも多い

外国人観光客が多いという事で、百貨店では外国人専用ラウンジを用意したり、空港に免税店を開設する等、それまで従来型免税店では消費税の実の免税だったところが、空港形になる事で関税、たばこ税、酒税なども免罪となり、ここでも売り上げが伸びていくと考えられています。

外国人専用ラウンジでは、一定の料金以上のお買い物をした方に、飲み物サービスをする等、特権を与える形でサービスを展開しています。